極道兵器

★★★★『SUSHI TYPHOON まつり』の1作目。監督は山口雄大坂口拓。原作は石川賢の同名コミック。原作は未読です。

冷たい熱帯魚」「電人ザボーガー」等をヒットさせた海外向けレーベル「SUSHI TYPHOONのアクション作品。任侠映画仮面ライダーなんだろうか?改造人間”極道兵器”が世界征服を企む”デス・ドロップ・マフィア”相手に大暴れ。監督・主演の坂口拓は「地獄甲子園」や「魁!男塾」等のあやしいカルト映画中心に活躍する俳優だけど、とにかくアクションシーンに関してはガチ!一秒間に3発放つことが出来るらしいパンチはドニー・イェンを彷彿とさせる迫力!香港映画のような低音の利いた打撃音が気持ちいい。兵器での戦いもコブラプラネット・テラーみたいでめちゃめちゃカッコいい。

ちなみに坂口拓は山で修行していた時に遭遇した熊を殴り殺したことがあるそう(ほんとか?)。出演者もベテランばかり、改造人間アトミックヤクザになった鶴見辰吾のトンデモ怪演は必見。ギャグがブラックだったり下品過ぎたりするところは好みが別れるかもだけど、大人が大真面目に馬鹿映画を作るというスタンスはスゲー好感が持てました。これは本気で世界に売る気だ・・・。原作コミックでは宇宙を舞台に戦うところまで話はあるそうだが映画も続編が出るのかな?十分に面白い作品でしたが原作はさらに良いという話を聞くので近々読んでみたいと思います。タランティーノロバート・ロドリゲス監督のようなクセのある作品が好きな人にオススメです。

極道兵器 [DVD]

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